2022年1月号巻頭特集に
誰もが気軽に集い、学び、支え合う「懐かしい未来のお寺」
として取り上げていただきました。
記事の中でも触れていただいている 今年の干支のお話です
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迎春 令和壬寅四年
平田寺住職 長谷川史道
新年明けましておめでとうございます。
今年こそ皆さまが笑顔で、心安らかに暮らせる年になりますようこころから祈念申し上げます。
今年の干支は『壬寅 みずのえ とら』です。
「壬」という字は、内在するものが増大する形で、故に真ん中の『一』が、長い。
女偏を付けるとお腹が膨らんでいる姿・妊婦を表します。
また、壬には、「引っ提げる」という意味があって、色々な問題を担わなければならない年でもあります。
人偏を付けると「任」という字になります。
だから、壬の年は、前年の諸問題が、いっそう増大して、そのための任務、仕事がますます起こってくる。
従ってそれらを確り処理する、事に任ずる人物がどんどん出てこなければならないのですが、
どちらかというと、時局便乗型で、私利私欲の強い人物が多く出てくる年のようです。
「寅」の『宀』は、建物・組織・存在を表し、
真ん中の『由』は、人が差し向いになっている象形文字で、手を合わせる・約束する・協力する意を表し、
下の『ハ』は、人です。ですから「寅」には、つつしむ・助ける、という意味があります。
助け合うには、一人ではどうにもならない、
志を同じくする者が助け合って、初めて人間は進歩し、現状を切り開くことができます。
今年の干支は、人々が手に手を取り助け合い・協力し温もりを感じるリアルな生き方が大切だよ、
そして「いつも慎みの心を大切にしなさいよ」と示しています。
諸行無常の世の中、願わくば後悔することなく一日一日・一瞬一瞬を大切に過ごしてまいりましょう。
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