今年は夏休みも変則的で、夏の催しは各地で自粛。
どこに身を置けばいいのかわからないような日々。
小さい人たちがぐっと成長する夏に 普段と違った体験を!という思いで企画させていただきました
結局仮称のままの「野村又三郎さんと楽しむ夏休み」
小さな人から大人の方まで ちょうどいい人数の参加者さんとともにたっぷりと「和」の時間を味わいました。
前半は、小さな人向けの小謡と小舞の体験。
浴衣を着て帯を締めて 又三郎先生のお話に耳を傾け、真剣なまなざしでその場の空気ごと吸収しようとする姿勢に本堂の中に凛とした空気が流れました。
正座をすることも珍しくなった今の生活の中では、きちんと坐って先生と面と向かってお話を聴くといこともいい体験になったのではないかと思います。
そして、後半は大人の方を中心にして 狂言のお話から姿勢や呼吸のお話も。
狂言の演目の中によく登場する お酒を飲みかわす場面の体験と狂言小舞を一曲。
扇の持ち方、開き方から始まり、どぶどぶどぶと杯お酒を注いで ごくごくと飲み干して はーっ旨い!と舌鼓を打つ。思わず笑いがこぼれる人とときでした。
久しぶりに又三郎先生のお声を生で拝聴しましたが、
どこまでも響きや揺れが伝わっていくようなお声に、夏の空気が清められたようです。
お茶の時間も 色々なお話が交差しましたが、
狂言のセリフに登場する 今ではもうほとんど耳にすることもなくなったいわゆる差別語といわれる言葉たち。
狂言の演目の中には それらのセリフが登場するものも多いそうですが、それらはテレビなど公共の放送には登場しないそうです。
そして昔話「桃太郎」の原話について
次々と現代的な解釈によって変化させられていく昔話。
ずっとずっと昔から伝わる昔話が我々に伝えたいことは何だったのでしょうね。
狂言も昔話も口承文化でですから通じるところが山ほどあるのだろうなあとおもいます。
長い間受け継がれてきたものには、それを守り伝えてきた先人たちの知恵や想いが詰まっているようにおもいます。
話がそれてしまいましたが、又三郎さんと過ごす夏の一日
普段とはちょっと違う時間の中で何かを感じ取っていただいていれば嬉しいです。
野村又三郎先生
貴重な夏のお休みの一日、お手伝いくださったお嬢さん
細々としたお心遣いをいただきました奥さま
そして何よりも ご参加くださった皆さまのおかげでこの会が出来上がりました。
有難うございます。
またお目にかかれますこと楽しみにしています。
#愛知 #aichi #北名古屋 #曹洞宗 #寺 #北名古屋市 #平田寺 #名古屋 #temple #japan #temples #懐かしい未来のお寺 #懐かしい景色 #野村又三郎 #野村又三郎家 #狂言 #日本文化 #伝統芸能
プロフィールのリンクからウェブサイトへどうぞ。
https://heidenji.jp/74403/
SNS